皆さんこんにちは!
トレンドクリエイツの奥村です(´•ᴗ•` )
前回の続きで、
今回のテーマは「国語力の鍛え方」ということで、社会人経験の浅い方や最近仕事に就き始めた方、仕事でメールのやり取りや企画書等の作成があるのに文章の読み書きが苦手という方などの、初心者~中級者向けの内容となっております!
~キーセンテンス発見のための表現の工夫~
①強調表現
(例)「こそ」「実は」「~しなければならない(ねばならない)」「~べきだ」「まず第一に」「大切だ、重要だ、必要だ、基本だ」「Aではなく(むしろ)B(Bが主張)」「AだけでなくBも(AもBも主張)」「Aに対してBも(文脈によって異なるがA,Bどちらかが主張)」「疑問・反語」など
→これはわかりやすいと思います。筆者が何かを言いたいときは素直にこのような強調表現を使ってきます!
②「論→例→論」の構文
→筆者が主張をいきなり飛ばしてきて、それをわかりやすくするためにすかさず具体例を挟んでくる構文です。そして具体例で話が長くなったところにもう一度主張を入れ込んできます。
この具体例の前後では、筆者はほぼ同じ意味の主張をしていることが多いです。
「例えば、」を見つけたら前後に同じような意味の主張があるかチェックしてみましょう!
ちなみに、この具体例は「こうして、このような、このように」などの指示語や、「つまり、要するに、したがって、しかし」などの要約・結論・逆接で終わっていることが多いのでそこが見分けるポイントでもあります!
(例)
僕は果物が好きだ。 (論・主張)
例えば、りんご、ぶどう、みかんなど。 (例)
このような果物が、僕は好きなんだ。 (論・同様な意味の主張)
③譲歩構文
「たしかに(もちろん、一般的に、もっとも)~だ。しかし(だが)、●●だ。」
この譲歩構文は、一旦相手の意見を持ち上げておいて、逆接の後に自分の主張をぶつける表現です。
上司が部下に言う、「たしかに君の言うことはわかる。でも、俺のこのやり方の方が正しいんだ」や、
学者が言う「一般的には、~ということになっている。しかし私は●●を提起したい!」というようなところを想像すればわかりやすいでしょう!
④その他の表現の工夫
(要約)「つまり、すなわち、このように、要するに」など
→わざわざまとめてでも筆者は伝えたい
(主観)「(私は)~だと思う、考える」など
→ストレートに主張をぶつける
(結論)「だから、したがって、その結果」
→結論としてまとめてでも言いたい
(定義)「~とは…である。」
→自分の主張を定義化してでも言いたい
(列挙)「第一に、第二に、…」
→数を数えてでも複数言いたいことがある
以上①~④の4点が小説など以外で使われる、筆者が言いたいことを伝えるための表現の工夫一覧(厳密には一例)でした!
これに注目すれば筆者の主張、文章の論旨が丸見えで、読み書き両方の日本語運用能力がグンと高まること間違いありません!
あと一つ、付け加えるなら自分勝手な解釈・妄想をせずに書かれてあることを書かれてある通りに読んでください!
正しく読むということは正確に日本語を理解することでもあるので、勝手に行間を読んだりせずに文章そのままを読み解いていきましょう!
よく読解力とは本を読んだ数で決まる、読書量に比例すると言われていますがワタクシはそれは真っ赤なウソだと思っています。
人生で少年ジャ●プを2回しか買ったことないくらいような漫画すら読まないほど読書をしないワタクシですが、この読み方を身に付けた結果大学入試の国語は満点でしたから!
(ゆえに、本をたくさん読むことはむしろ余計な妄想をしてしまう足枷にもなり得る、とワタクシは考えています。)
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